週刊 Astro 2

Astro VS Code Extension 0.29.0

Astro VS Code Extension 0.29.0 が Pre-Release されました。言語サーバを改良し、TSX まわりのサポートが強化されたようです。以下のような機能が追加されています:

• is:raw のサポート
• <element {prop} /> という形式による props の受け渡し
• テンプレートリテラルのアトリビュートへの直接の受け渡し
• @ とドットを含む名前のアトリビュートのサポート (Alpine のサポート)
• Astro ファイル内から JavaScript ファイルへの参照

その他にも数多くのバグ改修等がおこなわれたようです。詳しくは以下をご覧ください:

Release [email protected] · withastro/language-tools · GitHub

Language tools for Astro. Contribute to withastro/language-tools development by creating an account on GitHub.

github.com

Release @astrojs/[email protected] · withastro/language-tools · GitHub

Language tools for Astro. Contribute to withastro/language-tools development by creating an account on GitHub.

github.com

なお、現時点では 0.29.0 は Pre-Release であるため、これを試すためには VS Code の拡張機能のタブから “Switch to Pre-Release version” ボタンを押す必要があります:

Content Schemas RFC

この一週間で新規に提案されたわけではありませんが、下記 Astro Community Call 16th Nov にてハイライトされていたため、ここに記しておきます。

Content Schemas RFC の内容は、Markdown と MDX の frontmatter の扱いをより一貫させかつ効率的にし、さらにタイプセーフにするというものです。具体的には

• src/content/ 以下に Markdown などのファイルを置く
• 上記フォルダ内に schema.ts というファイルを置き、Zod にて frontmatter のスキーマを定義する
• Astro.glob ではなく getCollection や getEntry などの関数によりコンテンツを取得する
• .astro 内にコンテンツに関するメタデータが保存される

といった内容です。モチベーションとしては Contentlayer と似ていますが、スキーマ定義を Zod で記述するという点が特徴的ですね。

その他

• Astro Community Call 16th Nov

• Rome のウェブサイトは Astro により作成されていますが、同サイト内で Playground の改良版がリリースされました。ブログなどの単純な静的サイトではない Astro 製ウェブサイトの一つの例として参考になるかもしれません。